リターゲティングメールとは
メール配信機能から配信したメール、フォーム、自社で作成したWebページなどで行われた顧客の行動をメール配信時の起点(トリガー)や絞り込み条件として利用できるメールの自動配信機能です。
リターゲティングメールには上記の他、下記の2つの機能があります。ぜひご活用ください。
■トラッキング機能
Synergy!操作画面の「その他」メニューの「共通設定」よりアカウントごとにトラッキングタグを用意しています。
トラッキングタグを自社のWebページなどへ設置することにより、そのページの閲覧情報、リンク元ページのURL(リファラー)、ユーザーエージェント(アクセス元端末)の情報を収集し、リターゲティングメールの絞り込み条件として利用できます。
※絞り込み条件として利用するには、Webページなどトラッキングタグが設置されたページへアクセスしたブラウザにSynergy!IDが紐付けされる必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。
ページの閲覧情報、リンク元ページのURL(リファラー)、ユーザーエージェント(アクセス元端末)の情報は、Synergy!の内部に格納されているため、詳細を確認することはできません。
■絞り込み機能
リターゲティングメールでは、「AかつBもしくはCである」といったAND条件とOR条件を組み合わせた絞り込みができます。
また、フォームへのアクセスやコンバージョン、メールの開封やクリック、Webページへのアクセスなどを条件にすることができ、「特定のWebページを閲覧していない」(アクセス情報が存在しない)顧客を対象にした条件の設定もできます。詳しくはこちらをご覧ください。
リターゲティングメールの種類
①Webページアクセス
顧客がWebページにアクセスしたタイミングを起点にメールを配信します。
対象とするWebページにはトラッキングタグを埋め込む必要があります。
②メール開封
顧客がメールを開封したタイミングを起点にメールを配信します。
※メール配信機能にて作成したメール(一時保存中のメールを含む)が対象です。
③メールクリック
顧客がメール内のURLをクリックしたタイミングを起点にメールを配信します。
※メール配信機能にて作成したメール(一時保存中のメールを含む)が対象です。
④フォームログイン
顧客がフォームへログイン(認証画面を通過)したタイミングを起点にメールを配信します。
※フォーム機能にて作成したフォーム(非公開中のフォームを含む)が対象です。対象となるフォームの種類は「変更・解除フォーム」「メルマガ解除フォーム」「リマインダーフォーム」です。
⑤フォーム登録
顧客がフォーム登録を完了したタイミングを起点にメールを配信します。
※フォーム機能にて作成したフォーム(非公開中のフォームを含む)、ブランクメール(間接登録もしくは間接解除)が対象です。
⑥カレンダー
毎月10日、毎週金曜など一定の周期で繰り返しメールを配信します。
また、1回のみの予約配信を設定できます。
⑦記念日
誕生日、会員登録日など顧客データに格納されている日付を元に、顧客ごとに異なるタイミングでメールを配信します。
フォーム登録をサンキューメールの代替手段として利用する場合の注意点
リターゲティングメールは、マスターデータベースの「メール受信拒否フラグ」
項目が「メール受信を拒否する」を選択している顧客には配信を行いません。
確実に配信したい場合は、フォームのサンキューメールをご利用ください。
リターゲティングメール稼働の条件
Webページアクセス=JavascriptおよびCookieがONのブラウザでアクセスする
メール開封=HTMLメールを開封する、もしくはクリックフィードバック設定した
URLへアクセスする
メールクリック=クリックフィードバック設定したURLへアクセスする
フォームログイン=フォームの認証画面を通過する
フォーム登録=フォームの登録を完了する
カレンダー=なし
記念日=指定した日付型項目に値をもつ
※一つのリターゲティングメールでは、一人の人(Synergy!ID)が1分間に何度稼働の条件を満たす行動を行っても、その行動は1回と見なします。そのため、配信されるメールは1通のみになります。(「フォーム登録」「カレンダー」「記念日」を除く)
リターゲティングメール作成フロー
- 新規作成
- 配信タイミングの設定
- 配信対象先の設定
- 件名・差出人の設定
- デザインの設定
- 本文の設定
- 確認
- 完了
リターゲティングメールの一覧
①顧客トラッキング率を表示します。
顧客トラッキング率とは?
Synergy!に格納されている顧客データの中で、今どれくらいの顧客をトラッキングできているのかを表す指標です。※集計は日次(深夜)で行われます。
Webページアクセスを利用した場合や行動履歴を絞り込み条件に利用する場合に配信対象となる顧客の割合を把握することができます。
顧客トラッキング率 = トラッキング数 ÷ 総顧客数
トラッキング数:90日以内に1件以上の行動履歴が記録されているマスターデータベースのデータ件数
総顧客数:マスターデータベースのデータ件数
トラッキングについてはこちらをご覧ください。
※トラッキングはCookieを用いて行われますが、Cookieはお客様側で削除や無効に設定することができるため目安としてご利用ください。
②エクスポートしたデータをダウンロードします。
③リターゲティングメールの共通設定を行います。
送りすぎ防止設定
※設定を変更すると、稼働中の全てのベーシックメール(ABテストを含む)、リターゲティン
グメール、シナリオ用メールに反映されます。
(ただし共通設定を無視するよう設定されたメールを除く)
メールの送りすぎを防止します。
顧客の行動により複数のベーシックメール(ABテストを含む)やリターゲティングメール、シ
ナリオ用メールの配信タイミングが重なる場合に、指定した時間や日付の期間は他のベーシッ
クメール(ABテストを含む)やリターゲティングメール、シナリオ用メールの配信を防止しま
す。
※ブロックされたメールは、レポートや通知メールの「配信ブロック数」に含まれます。
例:送りすぎ防止設定を有効にして、「1日」と設定した場合
リターゲティングメールAを送信した顧客には、送信後24時間はすべてのベーシックメール(AB
テストを含む)とリターゲティングメール、シナリオ用メールが配信されません。
※数値は「100」以下で指定してください。
メールアドレス検索
※この設定は「ベーシックメール(ABテストを含む)」「リターゲティングメール」
「シナリオ設定」「LINEにメッセージ配信」「アプリプッシュ通知」に影響します。
下記の場合に、メールアドレスの大文字と小文字を区別するかしないかを指定します。
・絞り込み条件にメールアドレスを指定する
・「カレンダー」「記念日」やベーシックメールの 配信先オプション設定「重複メール
アドレス制限」にて「データ更新日の新しい顧客データに配信する」を指定する
④新規にリターゲティングメールを作成します。
⑤リターゲティングメールを「配信種類」で絞り込みます。
⑥リターゲティングメールをフォルダ管理します。
ご利用方法についてはこちらをご覧ください。
⑦リターゲティングメールを検索します。
検索可能な項目は「ID」「件名」「メモ」「最終更新者(ユーザ名)」です。
※「メモ」は新規作成画面や確認画面で設定でき、リターゲティングメールの一覧や詳細に表示されます。
⑧リターゲティングメールを配信状況別に表示します。
「全て」「稼働中」「予約中」「終了」「停止中」をクリックするとそれぞれの配信状況のメールのみ表示されます。
⑨リターゲティングメールを一括で選択します。
⑩IDを表示します。
⑪件名および管理用メモを表示します。
件名をクリックするとリターゲティングメールの詳細を表示します。
※「メモ」は新規作成画面や確認画面で設定できます。
⑫配信状況を表示します。
「稼働中」「予約中」「終了」「停止中」の4種類で表します。
※「終了」は稼働期間を設定したリターゲティングメールの稼働期間が終了したことを表します。
⑬配信タイミングを表示します。
⑭最終更新日時と操作ユーザ名を表示します。
⑮配信結果を表示します。 ※反映には時間を要する場合があります。
配信人数 :エラーを除いたユニーク人数を表示します。同じSynergy!IDに2通配信しても
1人とカウントします。
クリック率:のべクリック数÷配信人数を表示します。
開封率 :のべ開封数÷配信人数を表示します。
⑯リターゲティングメールを選択します。
選択すると下記メニューが表示されます。
1.フォルダ移動します。
2.一時停止します。
3.削除します。
4.一括エクスポートします。
⑰リターゲティングメールを編集します。
「稼働中」のリターゲティングメールは「レポート」ボタン、「予約中」のリターゲティングメールは「一時停止」ボタンになります。
⑱その他のメニューを表示します。
配信状況によってメニューが変わります。
停止中・・・「コピー」「レポート」「削除」「エクスポート」を表示します。
予約中・・・「編集」「コピー」「レポート」「エクスポート」を表示します。
稼働中・・・「一時停止」「編集」「コピー」「エクスポート」を表示します。
終了 ・・・「編集」「コピー」「削除」「エクスポート」を表示します。